第3章 売られた喧嘩は買う主義なの!
そしてしばらくすると体育祭が始まる合図が。
「あっ、そろそろ行かなくちゃ。じゃあまたね。」
トト子ちゃんが私の頬にキスをして軽やかに去っていった。……久々にされたなぁ。小さい頃、帰り際になるといつもしてくれてた私たちの合図みたいなもの。
おそ「なーに話してたんだよトト子ちゃんと!」
『んー?みんな変わらないねって話。』
おそ「ほんとかぁー?」
『うそついてどうするの。』
全く嫉妬されてもこまるっちゅーの!!
『ほら、トト子ちゃんの出番結構早いらしいから早めに場所とっておこ!』