第2章 高校生になりました
「…んで、十四松は大丈夫だったの?」
『うん。一兄もいたよ。元気そうだった…って……』
ななななんで……
「あのな。十四松が体育で怪我すんのなんて日常茶飯事だろ!怪我する度に仮病使って保健室に行くのいい加減やめろ!!」
『………だって心配なんだもん』
なんか十兄って目が離せないというかなんというか……
「分かるけどな!その度に俺に白い目向けられるんだぞ!」
『………ごめんなさーい』
「そんなに怒んなよ。お前今日カリカリしすぎだぞ。兄思いのいい妹じゃねぇか。」
「お前に言われたくねぇわ!!!!クズ長男が!!!!!!!」
いきなりのおそ兄登場。チョロ兄は今朝の事を気にしているようで、鬼の形相だ。
『あ、おそ兄。どうしたの?また忘れ物?』
お「いやいや。可愛い妹と弟に会いに来たんだよ。それと英語の教科書にもな。」
チョ「結局借りに来たんじゃねぇかよ!!!!!!!」
『はいはーい。昼休みにでも返してくれたらいいよ。』
お「さすが俺の妹。ついでに書くものも貸して♡」
チョ「おめーは何しに学校に来てんだクズクズクズ長男が!!!」
お「そりゃあ決まってんだろ?彼女作るためだよ、DTのチョロ松くん♡」
チョ「おめぇだってDTだろうがよおおおおおお!!!つか、妹の前で何言ってんだてめぇはぁぁぁぁ!」
ぎゃーぎゃーといつもの光景が見える中、トド松兄さんがぴょこっと顔をだした。
ト「あれ?おそ松兄さんきてたの? 体育服貸して欲しいんだけど…」
『今は無理だね』