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炎の月に架かる虹【ONE PIECE】

第7章 華の炎


「一緒に来ないか?」


そんなの・・・。
私に許されないよ。


「行けないよ。」
「そっか。」
「…。」


もう・・・。
私はダメだ。
気持ちを持っていかれそうになる。
誰かを好きになんてなっちゃいけない!
私がこれからすることを許して。


「あの…そこの剣とってもらえませんか?」
「これか?」


琥珀の玉が先端についた剣をエースはラーラに渡した。
この気持ちが大きくなる前に。
やらなきゃいけない。


「ごめんなさい…。」
「え…?」


ラーラは持っている琥珀の涙を引き抜いた。
エースは首を傾げているだけだ。
琥珀の涙からは黒い光が溢れている。


「おまっ…これ……」
「忘れて。」
「は?」


ラーラは黒い光をエースめがけて放った。
光はエースの体へ入って行った。
エースは意識を失くして倒れた。


「あなたが忘れてくれるのなら…私もこの思いを消せるから。」


出会いは短く儚かった。
けど、あなたに出会えてよかった。
出会ってくれてありがとう。
ずっとずっと・・・。
この心にあなたはいるわ。







ラーラは痛む脇腹を押さえて海へ出た。
未練を残さぬよう、エースが目を覚ます前に。
ラーラの中に存在していた思いは霞んで消えた。



「この出会いを忘れない。」
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