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【HQ】ANARCHY【R18】

第26章 >>24 それも俺な件(研磨side)



孤爪研磨という男は、《みんなと違う》と言うだけで学生時代は苦い経験をした。
《みんなと違う》とは、どう違ったのか。
俺自身が、どこか他人とは違うと悟ったのは割と早い段階だった。
それは小学生の頃、はっきりと覚えている。
退屈な国語の授業。
昼休みが終わった直ぐの授業は眠い。
隣りの席に居たお下げ髪のクラスメイトが机に頭をつけていた。
何度かその光景を見て、ああ寝てるんだなと納得した時だった。
彼女が目を覚まし、頭を上げた時だった。
その時だったのだ。
自分の歪んだ性癖に気が付いたのは。
彼女の口からだらしなく伸びる涎が西日に照らされてキラキラと輝いていた。
それを見た途端、痛いほど自分の股間が膨張したのがわかった。
その日が精通の日というのは、言うまでもない。

そうだ。思えば、俺は...。


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