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【HQ】ANARCHY【R18】

第24章 >>22 かくれんぼは苦手な件



それは夜久さんも同じな様で、顔を真っ赤にしながらリエーフさんの頭を殴る。

「いでッ!もうっ、冗談じゃないですかあ...すぐ本気にするんだからー...。」

殴られた所を抑えながら、しょんぼりとした表情で部屋を出ていくリエーフさん。
何だか最近良く話し掛けてくれる。

「ったく...冗談でもやって良い事悪い事あんだろ…。」

顔を真っ赤にしながらぶつぶつと文句を言う夜久さんは、再び四角い小袋を箱に詰めていく。
何か手伝えたら良いんだけど...そう思って居ると。

「おー!いたいた!」

『ひッ!!』

突然の大きな声。
思わず身体を震わせ、後ろを見るとそこには黒尾さんが。
何だか嬉しそうに、不敵な笑みを浮かべて手招きをしていた。

「にお客さんが来てんだわ…しかもVIPルーム。」

「はぁっ?!お前ッ...何考えて...!」

私にお客さん...このお店のお客さん...つまりそういう事。
夜久さんが、黒尾さんの胸ぐらを掴み今にも噛み付きそうな表情で見る。
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