第18章 >>16 心の屈折な件(描写注意)
「モテないブサメンさん達が...ッ...レイプで慰めてますよ、赤葦さん...ッ!」
「今...起きた...ッ...ほんと陰キャが精一杯頑張ってお洒落...しましたーみたいな服...ぅっ...着てるね。お母さんに買って貰った...のかな...?」
声がする方に目をやると、それはもう酷い有り様の2人が同じく縛られて転がっていた。
口から血を流し、手の爪は剥がれ、殴られた痕が無残に広がっていた。
『何っ...言ってん...ッ!』
喋るたびに口に血が入り、ぼたぼたと涎と一緒に流れ落ちた。
そんな挑発したら、殺されるよ。
駄目だ、駄目だ。
「んだよ、もう起きたのかよ。」
「つかむかつくねぇ、眼鏡くん。」
男達の興味が私から、ぼろぼろの二人に向けられ私はその場に転がされる。
ずるりと、抜けていく男根に安心する。
それより、二人が。二人が。
「まだ足りない...ッて、ブサメンさぁー...ん。」
「ほんと、そんな顔じゃ...ッ...風俗ですら出禁だね...。」
「顔だけで出禁とか...ッ、ウケる。」
「悔しいなら...。」
「「かかってこいよ...。」」
怒りに肩を震わせる男達は、近くに転がっていた鉄パイプを手に取り、力任せに振り翳した。
『もうっ...やめてえええええええ!!!』
劈く様な叫び声、心からの願い。
血を流しながら、無様に叫んだ。