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【HQ】ANARCHY【R18】

第3章 >>2 会議は迅速な件



「茶化すな、馬鹿梟。」

「うっせー馬鹿猫。」

木兎と黒尾が火花を散らす。
そこに牛島がぽんと研磨の前に札束を出した。
目を丸くさせ、研磨は呆然とそれを見る。

「あの…。」

「そいつを特定しろ。」

「でも、まだこいつと決まった訳じゃ…。」

「そいつじゃ無くても、何らかの原因はわかるだろう。」

なんだ、不満か?と再び札束を取り出す牛島を天童が必死に止める。

「相変わらず羽振りがいいな、牛島は。」

はははと、それを見た澤村が笑う。

「じゃあ、とりあえず。男か女かもわかんないけど、このキチィちゃんを捕獲するって流れでオッケー??」

及川がそういうと、皆黙って頷いた。
こうして、カラーギャング達の緊急会議は幕を閉じた。
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