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【HQ】ANARCHY【R18】

第17章 >>15 社畜は家畜な件



『あのさ、僕が言えた立場じゃ無いけど...何でこの街のカラーギャングは揃いも揃ってこんなに嫌われてんの?』

その言葉に二人はきょとんとした表情で首を傾げてこう言った。

「何でって...。」

「そんなのもわかんないの?」

「「普通じゃないからでしょ。」」

二人の同時に放たれた言葉に、ゾクリと震えた。
ああ、やっぱりこいつらもカラーギャングなんだ。
あいつらと一緒なんだ。

『わかった。引き受けてあげる。』

再び深い溜息を吐いて、二人に座る様に椅子を指差す。
二人はすんなりと椅子に座り、無表情でこちらを見て大人しくなる。
僕は、再び頭のスイッチを切り替えてパソコンと向き合う。
指でキーボードを撫でて、ヘビースモーカーの如く煙草に火をつけ目を瞑る。
ああ、来た。
来た。
僕の中の、僕にしか出来ない、僕の唯一世間様に求められる...

『キチィちゃん』

「ッ......?!」
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