第15章 >>13 制御出来ない件(及川side)
とろとろと愛液を流してるし、十分に解いている筈なのに、指2本でも伝わるきつさに何かが引っかかる。
指の動きを少し緩めてくちゅりと軽く穴を拡げる。
赤くなった穴の入口が見えて、確信する。
「ちゃん。まさかと思ったけど。」
『やだっ...おいかわ…っ!』
「レ イ プ さ れ た ?」
「それも最近。」
「牛若ちゃん??」
駄目だ。駄目だ。駄目だ。
口角の緩みを抑えきれない。
指の動きを速くしながら、再び質問をする。
「誰 に バ ー ジ ン ま ん こ 奪 わ れ た の ?」
自分でも驚くほどきったねぇ言葉。
でもこれが俺。
店から出た、及川徹なのだから。
『てんっ...天童...さとっさとり...さんっ...ひぁっ...あっ!』
もう駄目だ。耐えられない。
こんな滑稽な事ある?あるわけない。
あってたまるか。
「あのミラクルボーイ君に?うっそでしょ?!」
頭の中であの忌々しい牛若ちゃんの顔が浮かぶ。
牛若ちゃんも趣味が悪い。
笑いが止まらなかった。
「レイプだと痛かったでしょ?大丈夫だよ、及川さんはね。」
そろそろ良いだろうと、立派にそそり立った自身を取り出しながらを見つめる。
「優しくしてあげるから。」