第15章 >>13 制御出来ない件(及川side)
「は?何で泣いてるの?」
ボロボロと涙を流し出す。
あれ?及川さん何か悪い事したっけ??
誘ったのそっちじゃん。
『痛いの、やめて...痛いの、やめて...やめて下さい...。』
後頭部を鈍器でぶん殴られた様な衝撃。
口元を手で覆い、大粒の涙を流しながら消えそうな掠れた声で呟いた言葉は。
あまりにも残酷で。
それでいて、自分の性癖のスイッチで。
「何それ...ちゃん、もしかして...。」
背筋を這う興奮が、俺の首までやってきてぐっと締める。
途端に吐き出される言葉は。
「...くっそ弱者じゃん。」
目を見開き、恐怖に震えるは今迄見たどの女の子よりも魅力的で、無理矢理犯して中出しして、牛若ちゃんと結婚する頃に俺の子供を産めば良いんだ、なんて本気で思った。
酔っ払ってとろけた脳で嫌だと否定するのワンピースを脱がすなんて他愛もない事だった。
「やっぱり、前から思ってたけどうっすいよねーちゃん。」
必死にする抵抗なんて無意味なのに、馬鹿みたい。
まじまじと晒された裸体を堪能し、以前1度だけ見た恥部に目をやる。