第15章 >>13 制御出来ない件(及川side)
『んっ...。』
まだ酔いが覚めるわけでもなく、とろんとした目でこちらを見るにぞくりと欲情してしまう。
「起きてよ、。気持ちいい事しようよ。」
脇に手を入れ無理矢理を抱き上げると、少し小首を傾げてふにゃりと笑った。
天然の誘い上手とはこの事。
「何それ、もう加減しないからね。」
ぐっと引き寄せキスすると、口の中に広がるアルコールの香り。
甘いとかそんなロマンあるものなんかじゃないね、酒臭いって単刀直入に言えばわかりやすい。
それでも舌を絡めて、何度も何度も深くキスをする。
その度に牛若ちゃんの顔が浮かんで、背徳感がたまらなく興奮する。
『ぉっ...いかわ...んっ...。』
息苦しいのか何度も離れては胸を押してくるが、構わずキスを続ける。
暫く続けて離す頃には、すっかりぐったりしたがベッドに沈んでいた。
「もうギブ?及川さんまだまだ足りないよー?」
着ていたコートや上着を脱ぎ捨て、のワンピースに手をかける。
その時。