第14章 >>12 初めてのホスト遊びな件(及川side)
「で、どうすんだクソ及川。」
「俺ん家泊める??今日は松もいるよん。」
違う理由はただ一つ。
未だマッキーの膝枕で夢見心地なのが居る。
とりあえず起こそうと、代わる代わる声をかけては肩を揺するを繰り返すが起きない。
岩ちゃんは起きた時の為に、コートと水まで用意している。
「やっぱ俺らと帰るしかないな。」
「だな、松。」
マッキーとまっつんのニタニタ顔は、絶対やらしい事を考えているに違いない。
「だめ、絶対だめ。牛若ちゃんに電話してみる。」
2人を止めて、普段絶対にかけることのない相手に電話をかける。
予想はしてたけど、当然の如く出るはずもなく。
「マッキーとまっつんは危ないから...岩...。」
岩ちゃんの方を見ると、掃除機を片手に般若の様な形相。
「岩ちゃんは片付けがあるみたいだから...俺が送ってイキマス。」
「おう!頼んだぞクソ川!」
なんともめんどくさい事を引き受けたもんだ。
そう思いながら、帰る支度をしてをおんぶしながら寒い寒いまだまだ賑わう街に繰り出した。