第14章 >>12 初めてのホスト遊びな件(及川side)
「まっつん、マッキー...頼んだよ。」
小声でそう呟いて、いつもの笑顔を浮かべる。
でも、何だかモヤモヤして気が気じゃない。
が犯人じゃ無いのはわかっている。わかっているけど。
『ぅっ...もうお酒いらにゃーい...。』
3時間程たった頃、上機嫌に喋っていたが段々大人しくなり、そう呟いて眠ってしまった。
マッキーの膝枕で。
「及川ー...この子潰れたんだけど、どうする?」
マッキーの悪い癖が出る。
すやすや眠るの頭を撫でつつ、耳を撫でる。
持ち帰る気かこいつ。
「金は貰ってるんだから、その席で寝かしておきなよ。」
分かったなら勝手に帰るんじゃないよ。
後で色々面倒になるのは目に見えてるし、そんなの及川さんはごめんです。
「、本当に寝たんだな。」
ようやく落ち着いたフロアを軽く掃除しながら岩ちゃんがをのぞき込む。
「もーう、岩ちゃんったら!掃除は新人に任せれば良いっていつも言ってるでしょ!」
「あぁ?!俺の勝手だろうがクソ及川!!」
いつもの閉店際。
いつもと変わらないメンバー。
今日もお疲れ様と、アフターはどうする?と。
違う。