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【HQ】ANARCHY【R18】

第5章 >>4 3回回ってワンな件




「良く見れば、美少年だよねー。まあ俺には敵わないけど。」

まじまじと顔を覗かれ、ふいっと顔を逸らす。
及川は苦手だ。

「いや、お前より遥かに美形だろ。女みたいじゃん。」

女です。
その言葉が出なかった。

「あー…身体中変な香水の臭いする…吐きそう…シャワー浴びよっと。」

及川はそう言うと、ソファーから立ち上がりシャツのボタンを外しはじめた。
まさか、ここで脱ぐのか?と内心見たくないなんて思いながら岩泉に視線を向ける。
岩泉は、僕の目線に気付いたのか、あっなるほどねと言いたげに少し微笑んで。

「俺も入るかー。も入るぞー。」

違う。
全然伝わってなかったアイコンタクトが更に自分を縛る。

『いいです…!朝帰って入ります…!』

慌てて断るが、時すでに遅し。
及川がにこにこしながら近付いて来る。

「~…さてはまだ毛が生えてないとか、包茎だとかで恥ずかしがってるなあ?」

にやにや嬉しそうにそう言うと、「まあまあ、裸同士のお付き合いって事で!」と僕のジャージに手をかけ、一気に力を込めた。

『やっ…やめ!!』
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