第6章 番外編 バレンタイン

「あ、ただ寝てるだけなんで大丈夫ですよ！なんか、凄い疲れてるみたいで……」

「そうなのか？よ、よかった…」

翠ちゃん、愛されてるね〜

そして今思ったけどさー……

「大ちゃん！それ、翠ちゃん起こしちゃうよ！？」

「あ？わ、わりぃ……」

大ちゃんずっと翠ちゃんのほっぺた、ツンツンしてるんだもん

こっちも溺愛ぶりだね〜

「あ、みんなそろそろ練習に戻んなきゃ！」

「たしかに！おい！休憩終了！！続きすんぞ！！」

「「「はい！！！」」」

そういってバタバタとみんな、練習に戻っていった

やっと静かになった……

そろそろ起こさなきゃな〜

「翠ちゃ〜ん。起きて〜！」

私がゆらゆらと揺らすと、ゆっくりと目を開けた