彼氏と親友に裏切られた少女は今…… 【黒子のバスケ】
第3章 宣戦布告
『………赤司くん、おはよう』
「おはよう、葉月。バスケ、上手いな。さすが、《黒龍》だな」
『………知ってたんだ、私のこと』
「まあな、有名選手だったしな」
《黒龍》か………久しぶりに、呼ばれたかも
私がまだ小学生の頃につけられた、異名だった
小学生の私によく、こんな異名つけたよね
今では私のいい思い出の1つだ
でもあの頃がなきゃ、[あの人たち]には出会わなかったしね
『でも今はただのマネージャーだから、みんなには言わないでね。自分で気づく分にはいいけど、あんまり人に知られたくないとこだから』
「あぁ、わかった。」
『ありがとう(*^^*)』
そういうと、赤司くんはほのかに口を緩めた
「にしても、葉月はいつもよりだいぶ早いな。なんかあったのか?」
もう、なんか気づかれてるし