彼氏と親友に裏切られた少女は今…… 【黒子のバスケ】
第11章 久しぶりの再会
日向順平side
ただ今誠凛高校バスケ部の控え室は、とてつもなく暗かった←
まぁ、当然の様子だ
試合に負けたんだから
「はぁ…」
誰もがどん底にいる時、ドアがノックされた
監督がでた
『すみません、誠凛高校の控え室ですか?』
「は、はい。そうですけど……どなたですか?」
そこには見知らぬ男女がいた
『あ、では失礼します。』
彼女ははそういうと、監督を押しのけて控え室に入っていった
「ちょっ、ちょっと困ります!」
彼女は控え室に入ると、ぐるりと辺りを見回した
すると、下を向いている黒子を見るとゆっくり近づいていった
そして目の前でしゃがんだ
『テツヤ……』
黒子を名前呼びするやつは初めて見たな…
そんなことを思っていると、黒子がゆっくりと頭を上げた
「え……み、どりです…か?」
みどりと呼ばれた彼女は、涙を滲ませて笑った
『うん……会いたかったよ……ずっと…』
黒子はそれを聞くと、彼女をきつく抱きしめた
涙を流しながら……