• テキストサイズ

優しい気持ち【おそ松さん】

第3章 これは・・・


ニャーと、猫の声がする。

「あ、猫。」

「・・・なに、猫好きなの?」

「いや、別に。猫がいると思っただけス。」

「なんだ。」

なんだこの紫の人。暗過ぎんだろ。

「悪いなまつふぃーぬ、一松は照れ屋なんだ。」

「口塞ぐぞクソ松。」

ええー、この人いきなりカラ松の胸倉掴んだよ。つか、カラ松のおっさんはナチュラルに呼び捨てにしてくれたな。

「おいおい、まつふぃーぬちゃんがびっくりするだろ?」

「おそ松兄さんの言う通りだよ。一松兄さん、気持ちは分かるけど落ち着いて。」

ってかさ、名前覚えられないんだけど。全員に松が付くことは分かったけど・・・カラ松と、ぶつかった十四松さんは分かるな。あと、一松さんはインパクトでかくて覚えた。

「まつふぃーぬちゃん、もう暗いから家まで送るよ。お家どこかな?」

このオタク兄ちゃんは何松さんだっけ。さっきも送るって言ってくれたよな。

「あー、自分一人で大丈夫ス。」

「ホエホエ、一人では危ないダス。今日は好意に甘えておくのがいいダスよ。」

このおじさんに言われると、なんか和んで反抗する気が失せる。

「・・・じゃあ、お言葉に甘えて、お願いします。」

「よし!じゃあまつふぃーぬちゃんを送るぞ!」

あんまり帰りたくないんだけどな。

「まつふぃーぬ、顔色悪いぜ?大丈夫か?」

「大丈夫ス。」

「帰りたくないんじゃない。」

おっと、一松さん核心突いてきたー。てか、なんで分かったー。

「ねえ皆、家で晩ごはん食べてってもらおうよ!」

「お、いいねトド松!」

「フッ、グッドな提案だぜ兄弟。」

家には帰りたくないが、あんたらの家に行く気もないぜ。

「ちょっと、勝手に決めんなよ。まつふぃーぬちゃんの都合もあるだろ。」

ナイスだオタク兄ちゃん!

「なんだよチョロ松ー、なんで自分だけまつふぃーぬちゃん理解してますって顔してんだよ。」

オタク兄ちゃんはチョロ松さんか。覚えとこう。

「まつふぃーぬちゃんはどうしたい?」

女みたいなのがアヒル口で聞いてくる。その口やめてくれ。










/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp