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優しい気持ち【おそ松さん】

第3章 これは・・・


しばらく走り、また土手まで出た。

ここまで来れば大丈夫だろうと、足を止めた。

「ぅあおおおおおおおおおおお!」

どーん!

痛い。

そして、痛い。

ひたすら、痛い。

まつふぃーぬは気を失った。



「もー、十四松兄さん。ちゃんと前見て走らないと。」

「ど、どうしよう!目を開けて!」

「デカパン博士、大丈夫なんですか?」

「ホエホエ、大丈夫ダス。脈も呼吸も安定したダス。ひと眠りすればよくなるダス。」



まぶしい。

目を開ける。

なんか、おっさんが何人もいる。

やべぇ、囲まれた。

「おおっ!目を覚ましたかカラ松ガール!」

「だまれクソ松。」

「君、大丈夫?ごめんね、俺の兄弟がぶつかっちゃって。」

赤いパーカーの人だ。

「本当にごめんなさい!」

なんか野球のユニフォーム着たおっさんが謝ってる。

「家、どこ?送るよ?」

オタクみたいな格好したおっさんが話しかける。

「・・・とりあえず、おっさん何人いんの?」

カラ松のおっさんに尋ねる。

「ん?ああ、そうか。同じ顔が揃ってることに驚いているんだな。俺達はな、」

「六つ子なんだぜ!」

カラ松を遮って赤い人がウインクしながら言う。

六つ子。

そうか・・・。

頭が混乱している。

もう一度、私は気を失った。

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