• テキストサイズ

優しい気持ち【おそ松さん】

第10章 六つ子が来た日


「フッ。俺のエプロン姿に惚れるなよ・・・」

全員からスルーされるカラ松さん。

私も聞こえないふりをしたが、正直、カラ松さんのエプロン姿は一番カッコイイ。惚れるかどうかは別として。

「なあなあ、何作るのー?」

おそ松さんが話しかけてきた。

今朝のやり取りを思い出し、少し顔が赤くなる。

「あ、えっと・・・」

「ん?まつふぃーぬちゃん顔赤いよ?あ!俺のエプロン姿がカッコイイから?」

「いや、あの・・・まぁ、カッコイイっすけど。」

「マジで~?やったね!」

「全員、カッコイイすよね。」

「なんだ、全員かー。」

おそ松さんが少し残念そうに言う。本当に素直な人だな。

「何を作るんですか?」

トッティさんがオカーサンに尋ねると、「唐揚げとサラダと・・・」と、オカーサンが答えている。

「唐揚げ?!僕、唐揚げ大好き!一松兄さん、唐揚げ嬉しいね!!」

「唐揚げはワイも大好きやー」

「はよ食べたいなー」

「せやなー」

十四松さんと一松さんは、なぜ関西弁で喋り出した?てか、イントネーション違くね?

「じゃあ、僕はサラダ作るのお手伝いします。十四松兄さん、一緒に作ろ!」

「はいはい!オナシャス!」

「僕は味噌汁作ります。」

「・・・俺も。」

チョロ松さんと一松さんが味噌汁担当。

「唐揚げは俺の出番ですか?マダム?」

「そうねぇ、あなたには白和えをお願いしましょうか。」

「ジャパニーズホワイトミックス。オーケー、マダム!」

日本の白混ぜとは何なのか。カラ松さんの英語力の限界を垣間見た。
/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp