第4章 夕飯
「ずるいよ、おそ松兄さん!まつふぃーぬちゃん、僕はトド松だよ。トッティって覚えてね♡」
トッティなら覚えやすいな。えーと、ピンクはトッティ。それで、赤いのがおそ松さん。
「えっと、金のネックレスしてる痛々しい人がカラ松っスか?」
「だはは!そうそう、カラ松だよ!」
「イタイ・・・?俺はまつふぃーぬをネックレスで傷つけてしまったのか?」
青いのがカラ松。後は緑と黄色の人だな。
「チョロ松さんは・・・」
「あ、僕だよ。そして、こっちが十四松。」
「はい!僕が十四松!」
十四松さんが勢いよく手を挙げる。
「まつふぃーぬちゃん、俺の名前は?」
「(赤だから・・・)おそ松さんっス。」
「せぇかーい!」
「じゃあ僕は?」
「んと、トッティさん。」
「覚えてくれたね!ありがとー♡この人は分かる?」
「(紫・・・)あ、一松さん。」
「覚えてくれたんだ、こんな生ゴミ。」
どうした一松さん、明るくなってくれよ!
喋っていると、玄関から「ただいま」という声がした。居間の障子が開く。
「おかえり、父さん!」
「あー、ただいま。おや?お友達か?」
おじさんに挨拶をする。如何にも普通のおじさんだ。
「そーかそーか。十四松が悪かったね。怪我はどうなの?」
「大丈夫です。」
「ご飯食べたらキャッチボールするんだよ!」
「十四松さん、それは今度でいいっスか。」
「そーなの?いいよ!」