第4章 クリスマスor正月【岳人/長太郎/跡部】
「悠鬼が不安にならない様にいっぱいデートしていっぱいキスもして……いっぱい抱いてやるからっ」
『岳ちゃん、大好き……いっぱい抱いて?』
「……っ……お前なぁ」
優しくて時々意地悪で可愛いけどテニスをしている時はとってもカッコイイし、私の言動一つで照れたり困ったりする岳ちゃんが凄く愛しい。
ずっと可愛い岳ちゃんでいてくれたら良いなぁ。
だって大きくなって格好良くなっちゃったら、他の女の子が岳ちゃんを見ちゃうでしょ?
岳ちゃんが私を愛してくれているのは解るけど、永遠に続く愛があるって保証も自信もない。
私は全身で岳ちゃんの温もりを感じて、唇や手から愛されてるって実感する。
泣きたくなる程に愛おしい。
『あっ!……やァ、そこっ…』
「悠鬼はここが気持ち良いんだろっ」
『やだッ……イッ……ちゃぅ……』
「まだダメ……んっ……」
悠鬼は既に岳人の舌によって全部の性感帯を舐め回され、岳人の二本の指が悠鬼の膣内を犯している。
何度もこの行為を繰り返している岳人には、容易に彼女の一番イイ箇所が分かる。
散々そこを責めて行き相手が達しそうになると、そこから指を逸らして敢えてイカせない様に焦らしている。
『やだ、岳ちゃ……ん……イケないのっ……』
「イキたくないんだろ?」
『……やぁ……意地悪ッ……』
「ちゃんと言えって、どうして欲しい?」
「……っ……イカせて?」
彼女に可愛いお願いをされれば理性等一気に吹き飛び、岳人は悠鬼の唇を奪うと絶頂を促す体勢に変えて二本の指を突き立てる。
『んっ!……ふぁあっ……』
激しく悠鬼の一番イイところを責めれば、腰を浮かせて潮を吹きながら達する。
初めての現象に少し驚いた顔を見せる悠鬼を目の前に、岳人は入れて居た指を引き抜くとペロペロと舐める。
『……っ……岳ちゃんの意地悪……舐めるのイヤって言ったのにっ』
「だって旨いし……」
『……変態』
「んな事言ってるとマジで啼かすぞ?」
『……やだぁ……んぅ……』
触れるだけの口付けを交わすと岳人も我慢の限界で、下着から既に硬くそそり立った塊を取り出す。
それを悠鬼はじーっと見つめる。