第5章 はぁ、恋ばなってなんだろ
どうしたというのだろうか。
今まで焦っていた自分がバカみたいだ。
なんだっていうんだろうか。
そんなに聞かれたかったのだろうか。
いや、そんな理由はどうだっていい。
あの弛みきった表情から見てとれるのは、のろけられる、という事実だ。
大沼「どういう人?そーだな、まずな、優しい。んでもって、かわいい。うん、笑ったらすごいぞ。あとは、頭すんげーいい。んで、髪型すんげータイプ。んでもって、性格がほんといいんだよなー、あいつ。でなでな?勉強教えるのうまいんだよ!!あとは…
おおおおおおぅ!!おぅおぅ!ねぇ、これいつまで続くと思う?ねぇ。答えてっ!ヘルプミー!!!!!肝心の名前聞いてないや。
凜「ね、ねぇ、その子の名前は何て言うの?」
大沼「…それでよぉ、ん?名前?あー、個人情報保護法。黙秘権。でなでな?…」
な、なんだって?そこは教えてくれないのかよぉ!!!
つか、なげーよ!!いつまで?ほんとさ、いつまで続くの!?