• テキストサイズ

せいしゅんっ!

第5章 はぁ、恋ばなってなんだろ


結局あのまま教室につくまでのろけられた。名前はどうしても教えてくれないし。なんだったろう。



いつものように大沼くんはラジカセをセットしてくれる。電源を入れて、先生が来るまで待機。なんか、全然時間経ってないのに疲れたわぁ。
そんなとき、蓮君や大輔、かずきくん、大塚くんがなにか一斉に叫んだ。

「「「「欧米かっ!奉納かっ!」」」」

.…………は?え、なに。なにがおきたの。
周りのみんなも、キョトンとした顔をしている。それでも四人は繰り返す。

「「「「欧米かっ!奉納かっ!」」」」
「「「「欧米かっ!奉納かっ!」」」」

大沼くんにむけて発せられてるようだ。最初はキョトンとしていた大沼くんだったが、なんらかの意味を理解したらしく、みるみる顔を赤くさせてやめさせようとしている。
大沼「やめろよっ!うっせーなっ!やめろって!!」
「「「「欧米かっ!奉納かっ!」」」」
蓮「お前の彼女!欧米かっ!奉納かっ!」

どうやら大沼くんの彼女、Aちゃん←勝手に名付けた の話らしい。蓮君がそれを言ったとたん大沼くんがついに降参した。
大沼「もう、ほんと頼むって…。実名出すなって…。」

え?実名?名前あの言葉がヒントなの??え、どんななんだろう。





…ん?奉納かっ!ほうのうか?ほーのーか?ほのか!ってええぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!?!?なに、なんかこったあだ名考えちゃってんの?え?あたしがおかしいの?
あ、あたしの耳が勝手に変換してたのねっ。ほのかちゃんかぁ。なんか、かわいい名前。すっきりしたぁ。

今日は、楽しかったなぁ。大沼くんと話せるようになった!人見知り克服に一歩近づけたよね?




あとで、彼女さんがほのかちゃんという名前だということを確認すると、もれなく膨大な量ののろけ話が待っていましたとさ。チャンチャン
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp