• テキストサイズ

【黒バス:R18】with gratitude

第5章 Additional happiness……?(黄瀬涼太)


「涼太……今日の主役は、涼太だから、ね」

「う、ん……」

チラリと涼太の様子を窺うと、眉を顰めて快感に抗っている姿が見られた。

このまま、出したいかな。
セックスするのとはまた別に、フェラチオでいくのは、それはそれでとっても気持ちがいいんだって知った。

涼太が一番気持ちいい方法で、いってほしいな……。
いつも、気持ち良くして貰ってばかりだから。

ぴくりと上下する腰が、彼の快感を伝えてくれているようで嬉しい。
体内で燻る熱とは別に、胸の真ん中があったかくなるような満足感だ。

「……ん……待って、くんないスか」

大きな手に制止されて、怒張した屹立から口を離した。
張り詰めたそれは、まるで別の生き物みたいに微かに震えて、硬くて……あんなにも怖かった男性器が、大好きなひとのものだとこんなにも愛しく感じるなんて。

「やめた方が……いい?」

「ううん、めちゃくちゃ気持ちイイんスけど」

不器用な私の愛撫では、あまり気持ち良くなかったのかも……一瞬不安がよぎったけれど、その優しい言葉と、包まれた大きな胸の温かさに、ホッとする。

「やっぱ……みわんナカに入りたい」

「ん……っ」

触れるか触れないかのタッチで背中に触れられて、声が抑えられないほどに感じてしまう。

「涼太……は、それでいいの……?」

「モチロン。ん〜……でもたまには、みわもワガママ言ってくんないっスか……甘えられんのが、一番嬉しいっスわ」

「我儘……?」

たまには、と涼太は言うけれど、いつも我儘を言って困らせてしまっているのに。
甘えてばかりなのに……。

「ワガママ言って欲しいんスけど……みわは、何が欲しい?」

丁寧に丁寧に開かれた私の身体は、いつでも彼を受け入れられる状態だ。
いつも優しくされて、甘やかされて……もうこれ以上、何かを求めるなんて贅沢すぎる。

「オレが主役なんスよね? みわに甘えられたいんスけど」

僅かに濡れたような琥珀色の瞳に見つめられて……我儘なんて言っちゃいけないの、分かっているはずなのに……。

「……ふ、2人目……が、欲しい……な」


/ 139ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp