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【黒バス:R18】with gratitude

第2章 unconfident(氷室辰也)


「みわは、いつも俺とキスをしている時、どうなっていたのかな」

「っ、ん」

茂みをさすられて、感じた事のない感覚がお腹をじわりと満たす。

待って、待って、薄々感じていたけれど、氷室さんってS?

「アイツはドSっしょ」友達がそう言ってた。
何言ってんのアハハ、と笑い飛ばしたくらいなのに。

「……すごいな」

自分でも、ぬるりとした感触を感じる。

「可愛いね、感じてる?」

「っあ」

氷室さんの指が、ぬめりを借りて敏感な核を優しく擦る。
自分でするのよりもずっとずっと気持ちよくて、思わず彼にしがみついた。

「ん、ン」

「ここは慣れてるんだね。俺の事考えて、シたことある?」

「っ!」

ただでさえ熱かった顔が、爆発しそうなほどに熱を持つ。
それが何よりの肯定だと自分でも気がつく余裕はなかった。

「みわ、可愛い……もっとその顔見せて」

「やっ、あっ、だめ、まって!」

自分のペースでするのとは訳が違う。
ぐいぐいと、頂点へ向けて昇っていくのが分かる。

おまけに、感じた事のない強い波。
呑まれてしまいそうで、本能的な恐怖を感じる。
怖い。

「あ……っ、や、ひむろさ、こわいっ」

「大丈夫、ここにいるよ、みわ」

「やっ、いっ、あ、あ、あ────……っ」

名前を呼ばれて、ぐいと勃起した芽を押し潰されると、あっという間に訪れた絶頂。

お尻の後ろからグワッと流れて来て、爆発して霧散する……感じた事のないオーガズムで。

声を上げたのか、どんな反応をしたのかも分からないまま、ぼんやりと暫く快楽の波間を彷徨っていた。

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