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【黒バス:R18】with gratitude

第10章 Change……!?(黄瀬涼太)


「ふふ、助走は、ないかも……昨日、したし少し早まっちゃったのかもしれないんだけど……」

「え、セックスが関係あるんスか」

「うん……なんか刺激で? 早く来ることもあるらしく……?」

そんなの初めて聞いた。
いつも気持ち良さそうにしてくれるから奥ばかり攻めちゃうけど、あんまり良くないんだろうか。
いや、それより何より今は。

「ねえマジ止まんないんスけど、死んじゃう」

「大丈夫、止まらないけど絶対死なないから。ごめんね、ちょっと今着替え持って来るね」

笑いを噛み殺している気配を感じる。
女性の皆さんが聞いたらさぞかしおかしい事を言っているんだろう。
しかしこちらは必死である。
何しろ止まらないんだから。

え、これずっと止まらないんスか?
定期的に出てくるとかじゃないの? まさかずっと絶えず流れてくるの?
マジで、死なない?
そりゃあ、みわがいつも青い顔してるはずだ。

先ほどよりも控えめな足音がトイレの前で止まり、コンコンのノックとともにドアの隙間から下着のようなものが差し入れられた。

「……あの、ナプキンをつけておいたので、綺麗に拭いたらさっと履いて頂いてですね……うぅ、ごめんなさい……恥ずかしくて死にそう」

姉ちゃんに頼まれて買った事もあるけど、実際に広げたことのない代物だ。
その分厚さから、これからどれだけ出血するのかと恐ろしくなる。

しかも……

「……オレは、ハラが痛くて死にそうなんスけど」

腹が、いてえ。
出血を確認してからあと、ずっっっっといてえ。

下痢とかそういうんじゃない、中から絞られてるみたいな痛み。
彼女の言う通り、流れ出る血を拭ってからすぐに下着を履いた。
モコモコしてなんか気持ち悪い。

立ち上がると、目が回ったみたいにクラクラする。
なんとかトイレを出た所で、また腹に激痛。

「何これヤバい、内臓が捻られてるみたいな……う……気持ち悪い……」

あまりの痛みに、トイレへ戻って吐いた。



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