第3章 第一章
みかside
「弥三郎様」
私の元に一人の忍が来た。
『なに?蜉蝣(かげろう)』
蜉蝣は父上の忍だ。
「国親様が御呼びです。」
『分かった。』
私が返事をすると、蜉蝣はスッと消えていった。
□■□■
『父上、弥三郎です。入りますよ。』
声をかけて私は父上の執務室に入った。
「来たか弥三郎。実はー―」
父上の話をまとめると、
・父上の盟友の毛利弘元から手紙がきた
↓
・同い年の息子がいるから会わせてみないか?
↓
・そして、今組んでる同盟を、私達の代でも、続行するか、そして、
↓
弘元の息子は頭が良いから、博識(前世がある故に)な私と話が合うのでは?(国親が付け足した)
という事だ。
毛利弘元と言えば、松寿丸つまり戦国一の智将、毛利元就の父親だ。BASARAだからオクラ様だ、日輪だ。
たしか、原作だと、元親と元就は相当不仲だった筈。
よし決めた。今の内に仲良くなって、死亡フラグへし折ろう。
『毛利だったら…安芸ですよね?ぜひ、行ってみたいです。』
「そうか。なら用意しろ。出発は明朝だ。」
『分かりました。』
((小さい頃の元就ってどんなんだろう…原作見たいに冷徹になったのは恐らく乞食若殿と呼ばれてからだ。だから、弘元が生きてて興元に家督を譲っても無いから大丈夫だ。うん。…BASARAだから違うのかなぁ。))