第128章 不吉な暗示は重なりがち。
その頃、神社の参道。
神社に訪れていたのは真選組だけではなかった。
時同じくして訪れていたのは万事屋と結野アナこと、人気アナウンサーの結野クリステル。四人は参道を歩きながら軽く挨拶を交わす。
銀時「あけましておめでとうございます。いや~元日から結野アナに会えるなんて…!」
新八「今日は仕事の依頼、なんですよね。」
結野「はい。お正月からすみません。」
銀時「いえいえそんな!良いんですよ、こうして年明け早々結野アナに会えた、それは俺にとって最高のお年玉ですから。」
本来なら家族団欒等を楽しみながらゆっくりと過ごす時間。それを仕事で呼び出したクリステルは大変申し訳なく思っていたわけだが、大のクリステルファンである銀時としては、むしろ願ったり叶ったり。イケメン風な顔で応対する銀時を無視し、新八が話を進める。
新八「で、今日はどんな依頼なんですか?神社で何か?」
結野「兄を呼び戻して欲しいんです。」
新八「兄って…晴明さん?呼び戻すって…。」
結野クリステルの兄、結野晴明。ご存知のとおり、陰陽師集団「結野衆」の頭目である。晴明とは万事屋も顔見知りであるが、そんな彼を呼び戻して欲しいとは?
表情を曇らせるクリステルに、新八は心配の眼差しを向ける。
結野「実は兄に縁談の話が来ているのですが…数日前から仕事に出てしまっていて…。」
銀時「それ、見合いから逃げてるんじゃないの。」
鋭いツッコミ。新八と神楽も同意見だった。
だがそんなツッコミはスルーしてクリステルは続ける。
結野「昔からそうなんです。重要な話が舞い込んだ時に限って何故か忙しくなっちゃうみたいで。」
銀時「ソレ絶対逃げてるよね?忙しいのを言い訳に逃げてるだけだよね?」