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銀魂 - 雪月花 -

第127章 芸事に家柄は関係ない。


真選組隊士全員での初詣。隊士達にとっては毎年恒例の行事だが、葵咲は今回初参加。土方と二人で参拝出来ないのは少し残念な気もするが、仲間達で出掛けるというのも普通に楽しい。葵咲はワクワクしながら参加した。


総悟「葵咲、去年の御守持ってきやした?」

葵咲「勿論!一年無事に過ごせた事のお礼参りしなくちゃだからね。」


きゃっきゃと騒ぎながら前を歩く葵咲と総悟。その様子を見て土方は安心したように微笑を浮かべる。土方も葵咲と同じく、二人で過ごせない事を少し残念に思いつつも、葵咲の楽しそうな姿を見て、これはこれで悪くないと思った。
土方は同行するメンツに目を向け、何かに気付いたように隣を歩く近藤へと問い掛ける。


土方「松本はどうした?」


隊士達全員参加のはずの初詣。松本は隊士ではないが、真選組の大切な仲間だ。それに例の薬の件もある。松本にも声を掛けたはずなのだが…。その場に居合わせない事に疑問を抱いた。その質問を受けて近藤は答える。


近藤「急患が入っちまって行けねぇってよ。例の件は初詣帰りに山崎がクリニックに寄るって。」

土方「正月ぐらい休ませてやれよ。」

近藤「そう言ったんだが、餅詰まらせて生死を彷徨ってる老人を放ってはおけねぇってさ。」

土方「…正月の風物詩だな。」


新年のニュースでよく上がってくるやつだ。土方の言うとおり、最近では風物詩と化している。まぁ本人が急患対応を望むのであれば仕方ない。そこは松本の気持ちをくんで欠席を受理した。
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