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銀魂 - 雪月花 -

第125章 好きな人とのデートは上手くいかない。


「大江戸遊園地最大のアトラクション、ドリームジェットコースター!ここでは走行中、右手に園内一の絶景である湖が見えます。絶叫を楽しみながら、絶景もお楽しみ下さい。」

葵咲「へぇ~!」


興味津々といった声を上げる葵咲に、土方が気遣いを見せる。


土方「こっちと代わってやろうか?」

葵咲「えっ!いいの?後で恨まない??」

土方「恨むかァっ!」


絶景が見える右側は土方が座っている席側だった…!
まさかの展開に総悟と一郎兵衛はドッキリする。勿論、近藤も。


総悟・一郎「!!??」

近藤「いや!今から代わるのは流石に迷惑だろう!他の人達を待たせる事にもなるしィ!?」


慌てて席のチェンジを引き止めようとする近藤。土方の安全バーには細工されている、等とは口が裂けても言えないが、このままではまたもや葵咲が被害にあってしまう。近藤が騒ぎ立てていると、それを見た係員が近寄ってきた。


「どうかされました?」

葵咲「あ、すみません。今から席交代するのって…やっぱり出来ないですよね?」

「構いませんよ。」

近藤・総悟・一郎「!?」


係員の快諾に焦る近藤達。係員はそういった状況は想定内だったのか、他の乗客にも声を掛けた。


「他にも代わられたい方、いらっしゃいますか?」

「じゃあ私も。」

「俺も!」

近藤「えぇっ!」


他の乗客も動くとなると、最早葵咲だけを制止する事は出来ない。どうする事も出来ない状況に近藤があたふたとしていると、妙が笑顔で話し掛けた。その笑顔が逆に怖い。


妙「近藤さん、何か…あるんですか?」

近藤「!! いやぁ!別に!?お妙さんは席代わらなくて大丈夫ですか!?」

妙「私はこちらが良いです。」


妙が座っている方が右側だ。近藤は焦りのあまり悪い提案をしてしまった。まぁ妙はサラリと流したが。
そうして葵咲と土方の座席チェンジを阻止出来ないまま、ジェットコースターは走り出す。
乗り場から出ると、いきなり大きな上り坂。そして頂上へと辿り着くとすぐに急降下である。コースターのスピードは一気に加速。そしてそのスピードに耐えきれず、葵咲の席の安全バーが変な軋み音を出し始めた。


葵咲「えっ?」
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