• テキストサイズ

銀魂 - 雪月花 -

第124章 恋のキューピッドも自分の事が一番大事。


一方で近藤もコソコソと総悟に連絡を入れる。


近藤「総悟、今からコーヒーカップに向かう事になった。どうぞ。」

総悟「了解。」


報告を聞いた総悟は、コーヒーカップへと先回りする。そして乗り物を動かしている係員に詰め寄った。


総悟「おい、もうすぐ前髪V字の男が来る。そいつが乗るカップだけ高速回転させろぃ。」

「は?」


今、総悟は真選組の制服を着ていない。何処の誰か分からぬ輩から謎の要求をされれば、そのような反応になるのは当然だ。
それを見た総悟は状況を説明するでもなく、警察手帳を出すでもなく。係員へと刀を向ける。


「わっ、分かりましたァァァァァ!」


単なる恐喝である。
だが一緒にいる一郎兵衛は、その点にはツッコまずに別の点を指摘する。真選組がチンピラ警察というのを耳にした事があった為、あまり違和感を感じなかったらしい。


一郎「おい。んな事したら葵咲まで酔っちまうだろ。」

総悟「そこは心配いらねぇや。」

一郎「?」


そう言って総悟はトランシーバーを取り出す。


総悟「近藤さん、ここは何としてでも近藤さんと土方さんの二人でカップに乗ってくだせぇ。」

近藤「? なんでだ?」

総悟「策があるんでさぁ。」

近藤「分かった。」


手短に要件だけ伝えて通信を切る総悟。一連のやり取りを見て一郎兵衛は心配そうな目を向ける。


一郎「…真選組(お前)の大将まで回しちまう事になるんじゃ…。」

総悟「これは近藤さんの為のデートぶっ壊し作戦だぜぃ。これぐらい身体張ってもらって当然だろぃ。」

(一郎:真選組こわっ。)


やはりチンピラ警察は伊達じゃない、そう思った一郎兵衛であった。
/ 1513ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp