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柔道少女と排球部

第2章 こんにちは青葉城西高校



「姉が烏野高校バレー部のマネージャーで、私も連れて来てもらったんです。」

私の顔を覗き込みながら話す及川さんを無視し、石塚と呼ばれた人の方を見て話せば「えぇ!?無視!?ひっどーい!」と頭上から声がする。

「おお、そうなのか。そんじゃ尚更名前ちゃんはどうして此処へ?」

太い腕を組み首を傾げる石塚さん

「えっと、その」

理由を説明しようと口を開いたその瞬間

「せーつめいしよーう!」

大きな声で茶髪の男が言った。
星がきっと10個くらい私に刺さった。

「名前ちゃんは〜〜〜、生粋の柔道っ娘で、全国にも行っちゃうすっごい子なんだよ〜〜〜〜☆だから〜〜〜柔道部が気になっちゃったんだよ☆」


投 げ 飛 ば し て や ろ う か


柔道部が気になったのは事実だけど、其の前はいらないでしょ。
ぐぬぬぬぬ、と唇を噛み頭上の男をにらみつければ、てへぺろこつーんの容量で拳を額に当てウインクをされた。
よし、投げ飛ばす。

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