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【HQ】春が始まる。(烏野逆ハー)

第14章 大地さん。




なんで、笑うの。



そうやって皆の前では気丈に振る舞って、キャプテンを全うした後で、一人で泣くの?



それを知っていて私は、見てみぬふりをしなければいけないの?



みんなを安心させるためにいつも凛々しく、頼もしくいることを心がけて。



でも、そんな彼の辛さや苦しさ、悲しみは一体誰に癒やしてもらうのだろう。



散々、彼の与えてくれる安心に甘え続けた私が言えることではないのかもしれないけど、こんな時くらい頼って欲しかった。



そう、私にだけは…………


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