第9章 代表決定戦
「菜月、俺もパフェ協力するよ。」
西谷先輩の隣に座っていた菅原先輩が笑顔で私に声をかけてくれた。
「やったー!!それならお言葉に甘えて頼ませてもらいますー!!二人とも、ありがとうございます……!」
そう言って二人に頭を下げると、今度は月島くんが口を開いた。
「待ちなよ。………僕も、少しくらいなら手伝ってあげなくもないよ。」
「え?!ほんとに!!」
「……おい、仕方ねえから俺も食ってやるよ。早く頼め。」
月島くんの言葉に驚いていると、隣の影山くんからも予想外の言葉が飛び出す。
なんだかんだで皆、協力しようとしてくれているらしい。
その気持ちが嬉しかった。
「武田先生、ごめんなさい。これ、頼んでもいいですか?」
ポスターを指さし、先生に許可を取る。
先生は笑顔で、ぐっと親指を突き出してくれた。
「もちろん!今日はお祝いだからね。」
「あ、ありがとうございますー!!!」
先生の許可が下りたことが嬉しくて、私は思わず先生に頭を下げる。