• テキストサイズ

【HQ】春が始まる。(烏野逆ハー)

第9章 代表決定戦




次に田中先輩が、時々見せる女の子の声真似をしながら、こちらを振り返った。



「きゃーっ、影山くんてばカッコイイ!!………なんて言われるとでも思ったか!何一人でカッコつけてんだコラ!」



「な……別に俺はそんな!自分のことを言われてたから、ちょっと言ってやったまでで…」



「でも影山、お前あれだな。あの番組のせいで他校のやつらにまでお前が菜月のこと好きだって知られてるってことはさあ…」



「?」



大地さんが苦笑しながら言うセリフに、影山くんはこれから何を言われるかわからないからか、不思議そうな表情を浮かべている。



「この前の屋上からの告白って、意味なかったんじゃないの。」



「な………!!!」



「そう言えばそうだよな!お前、ああすれば自分に好きなやつがいるって分かって女子から声かからなくなるだろう、とか言ってたもんなあ?贅沢なやつめ!」



「ああ、全くだ……!」



西谷先輩の言葉に田中先輩が同調する。


/ 767ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp