• テキストサイズ

【HQ】春が始まる。(烏野逆ハー)

第8章 春への道




そんな菅原先輩の隣で大地さんが笑った。



「影山は好きなものに向ける情熱が半端ないもんな。女子にもそういう感じになるとは出会った時は思わなかったけど。」



「追いかけられる方はたまったもんじゃねえよな。なあ菜月?」



「あ、あはは………」



田中先輩が同意を求めてくるけど、苦笑いしか出てこない。



「王様の彼女になる子はさ、過去とか他の女子に妬くっていうよりは最大のライバルはバレーになるんじゃないの。」



「ああ、確かに…。」



月島くんの言葉に妙に納得してしまう。



「妬く対象が人じゃないってところがほんと厄介だよねえ。

………だからさ、そういう意味で王様にもちゃんと面倒な要素はあるんだからね。そこ、ちゃんと理解しときなよ。」



「え?うん……」



「お前、余計なこと言うなよ!!」



「だって本当のことじゃん。じゃあ聞くけどバレーか彼女かって2択迫られたらバレー捨てられるわけ?」



「うっ………。そ、そんなこと聞くやつは彼女にしねえ!お前はそんなこと聞かねえよな?!」



思い切りこちらを振り向かれて心臓がはねた。
影山くんのオーラの圧がすごい。


/ 767ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp