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【HQ】春が始まる。(烏野逆ハー)
第7章 東京遠征
怖い。怖い。怖い。
誰か助けて。
そう思ったとき、突然目が覚めた。
とても嫌な夢だった。
目が覚めてからも恐怖感は拭えず、思わず起き上がってまだ眠っている先輩たちを眺めた。
カーテンをひいた窓からは朝日がさしていて、もうあと少しすれば起床時間だということが分かった。
このまま布団に寝転んでいるのは気持ちが落ち着かなかったので、一足先に身支度を整えることにする。
もしかしたら、もう誰か起きていたりするかもしれない。
そう期待しながら、部屋を出た。
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