第6章 再起
「先輩方もそうですよ。何か文句あるならちゃんと彼氏になってからにしてください。」
「んだと月島ーっ!!俺の目線より下に来い!説教タイムだ!大切な女子マネージャーの体を先に堪能しやがって!許せん!!」
「西谷先輩、言い方がいちいち恥ずかしいです!!!」
「おい、俺にも抱かせろ!」
「だから言葉のチョイスに気をつけてください!!!」
迫り来る西谷先輩と私の間に菅原先輩が割って入った。
「はい西谷、そこまでなー。」
「スガさん…!」
「俺が黙って菜月のこと抱きしめさせるわけないだろ?そんなのだめだ、絶対だめ!」
抱きしめるどころか、菅原先輩は私にキスしてきたんだけどな…と思って私は先輩の後ろで苦笑する。
「影山は将来的に菜月が自分のものになるって思ってるみたいだけど…それは俺も同じだから。絶対俺の彼女になってもらう!」
「菅原さん、違います。こいつは俺の彼女になるんです。」
「ほんとに自信満々に言うよな影山…。でも、俺としてはポジションも好きな子も両方取られるわけにはいかないよ。負けないからな。」
黙ってみていられないくらい恥ずかしい展開になっている。
これ、どうしたものか。