第6章 再起
「な、なんですか!」
「菜月…男ってのはな…ただ細い女子がいいってわけじゃねえんだぜ。」
西谷先輩が私の肩に手を置いて口を開く。
「ちょっとくらい肉付き良いほうがエロくていいじゃねえか!」
「西谷先輩、何を言い出すんですかー!!」
恥ずかしくて、つい大きな声が出る。
「だってそうだろ?なあ翔陽?!」
「あ……いや……」
案の定、日向くんはもうショート済みだった。
「とりあえず、あんまり時間はないけど痩せたいんです!!」
「ふーん…まあ、あれだけ抱き心地がいいんだから確かに脱いだら細くは無いのかもしれないね。」
「「「「「?!?!」」」」」
月島くんの言葉に一同唖然となる。
「何言ってるの月島くん…!!」
「月島てめえ!俺の知らねえとこで菜月に何してくれてんだよ!!」
「…うるさいなあ王様…文句は彼氏になってから言えば?」
また暗に「彼氏じゃないくせに」って言われてる…。
そのしわ寄せが後で私のところに来る可能性、大。