• テキストサイズ

【HQ】春が始まる。(烏野逆ハー)

第6章 再起




月島くんと部屋に戻ると、皆に物凄く心配された。
それに、



「大王様にキスされそうになってました。」



なんて月島くんが言わなくてもいいことまで報告するから、また影山くんに火がついてしまう。



「何?!及川さんが居たのか?おい、大丈夫だったのかよ!」



影山くんに思いきり肩を揺さぶられるのは、これで何度目だろう。



今はただでさえ頭がぐらぐらしているので、更にフラフラしてしまいそうになる。



「やめなよ王様。今この子酔ってんだから。ほんとに乱暴なんだから…。」



「ああ?!うるせえな!」



「だいたい君だって人のこと言えないんじゃない?体育倉庫でマネージャーに迫ってたくせに。」



「うっ…」



影山くんが言葉に詰まると、体育倉庫の件を知らない他の皆が影山くんに詰め寄る。



「…影山、菜月に迫ってたってどういうことだ?」



「す、菅原さん、その笑顔怖いっす…」



「詳しく聞かせてもらおうじゃねえか…なあ龍!」



「おう。事と次第によっては容赦しねえぞ影山!」



皆に責められる影山くんを見て、月島くんは意地悪そうに笑った。



それを見て私は苦笑する。
月島くんの隣に腰を下ろして机に突っ伏した。



そんな私の様子を見て月島くんは声をかけてきてくれる。



/ 767ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp