第6章 再起
「何こんなところで人の学校のマネージャーに手を出そうとしてるんですか。」
「あ…月島くん…」
「メガネくんじゃないか。嫌なタイミングでやって来るね君も…。」
「菜月、行くよ。」
「あ…うん。」
ふらふらした足取りで月島くんの元へと向かう。
「菜月さ、さっき間違えて烏養さんのお酒飲んだでしょ。」
「えっ…!」
「だから真っ赤でフラフラしてんじゃないの。ほら、手貸しなよ。」
月島くんに手を取られ、歩き出す。
及川さんを振り返ると、にっこり笑ってひらひらと手をふっていた。
そして、最後に爆弾発言を聞く。
「今度会った時はキスしようね。」