第4章 変化
「これ以上うちのマネージャーに手を出すってんなら、どうなるか分かってるよな?」
「そうだね王様、珍しく意見が合いそうだ。こいつ、どうしてあげようか。」
「こんな所で立ち話も何ですし、まずはお外に出てもらいましょうかねえ〜!!!」
「田中、その顔やめろ…と言いたいところだが、今日だけは許す!」
影山くん、月島くん、田中先輩、大地さんに睨まれて縮み上がった彼は、自ら体育館の外へと出て行った。
それを見て、田中先輩が慌てて追いかけようとする。
「あ、おいこら待て…!」
「田中、追うのはよせ。お前捕まえたらマジで何するかわかんねえだろ。」
大地さんが田中先輩を止めたところで、ようやく体育館に静寂が戻った。