幻影旅団の幼馴染み【HUNTER×HUNTERA】
第3章 ~一次試験~
少し歩いたところで、紳士っぽい人がしゃべりだした。
「さて 一応確認いたしますがハンター試験は大変厳しいものもあり
運が悪かったり実力が乏しかったりすると ケガしたり 死んだりします
先程のように受験生同士の争いで再起不能になる場合も多々ございます
それでも構わない
という方のみ ついて来てください」
〈そんなこと言ったって誰も帰らねーよ〉
「承知しました 第一次試験404名全員参加ですね」
そう言うと紳士さんは歩くペースを上げた。
「申し遅れましたが 私 一次試験担当官のサトツと申します
これより皆様を二次試験会場へ案内いたします」
『「「「?」」」』
私含め全ての受験生にハテナマークが浮かんだ。
「二次ってことは一次は?」
受験生の一人が言った
〈ナイスだ ハゲ〉
ハゲの言葉にサトツさんは答えた。
「もう始まっているのでございます
二次試験会場まで 私について来ること これが一次試験でございます
場所や到着時刻はお答えできません
ただ私について来ていただきます」
〈なるほど 持久力と精神力の試験ってとこか〉
絶対合格してやろうじゃんか
私は薄く微笑んだ