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藤堂家の事情【R18】

第3章 契り


「樹里奈・・・
あんま可愛い事言ってると、またしたくなっちまうだろ」

樹里奈を綺麗に洗いあげると、湯船に浸からせる

「ゆっくり温まってろ。部屋、片付けてくる」

「ん・・・ありがと」

「すぐ戻ってくるから、寝んなよ」

「は~い」

源はシャワーを浴び、樹里奈にキスをしてから出て行く


ほどなくして源がラフな格好をして戻ってきた

「お、ちゃんと起きて待ってたな」

よしよし、と樹里奈の頭を撫でると湯船から抱き上げる

そしてタオルで包むとベットまで運ぶ

樹里奈を座らせると、タオルで髪を拭きあげドライヤーで乾かす

「よし、っと」

源は満足そうに微笑む

「これで寝られるか?」

「ん、ぐっすり」

樹里奈は源の逞しい腕に腕枕してもらい、躰を寄せあった眠りについた



・・・・・・______



明け方、源はよく眠っている樹里奈を起こさないように抱き上げると、樹里奈の部屋まで運ぶ

ベットに寝かせると部屋を出て行った




目覚まし時計のアラームで樹里奈は目が覚める

「ん~・・・
ん?あれ?あたし・・・」

樹里奈は身にシーツしか纏っておらず、源の姿を探す

「ここ・・・あたしの、部屋・・・」

時計を見ると午前6時半。

「ありがと、源さん」

と呟くと、樹里奈は下着を身に着け、メイド服を着て準備を整えた


7時10分前になると、黒刃がやって来た

「準備できているようですね、では参りましょう」

黒刃に連れられ、キッチンへ向かうと、モーニングティーの準備をして理人の部屋へと向かう


7時ちょうどにノックし、部屋へ入る

理人はまだベットで寝ていた

「樹里奈、理人様を起こして差し上げてください」

「え・・、と、どうやって・・・?」

「そうですね・・・キスをして起こしてください」

「はい・・・」

「素直でよろしい」


樹里奈は理人のベットへ上がると

「ご主人様・・・」

と小さく呼びかけ、キスをする

ちゅっとリップ音をたてて、唇を離すとガッと頭を掴まれる

「そんな軽いキスで起きる訳がないだろう」

理人がニヤリと笑って目を開けると、樹里奈の胸を掴み、再び唇を合わせる
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