第2章 暗黙のルール
はぁっ、はぁっ・・・と息を荒げながら源は立ち上がる
ぐったりと長椅子に横たわる樹里奈の躰を丁寧に拭くと自分は顔を洗いに行く
樹里奈を抱き上げ、ベットへそっと降ろす
ん・・・と少し苦しそうに息を吐く樹里奈
「源さん・・・」
「夢中になり過ぎちまったようだな」
源はTシャツを脱ぐ
「また汗かいちまった・」
しっとりと濡れた源の逞しい躰から樹里奈は目が離せなかった
「こんなに・・・」
こんなに汗をかくくらい必死になって樹里奈の躰を貪ってくれたのかと思うとそれだけで躰が熱くなる
「少し休もう・・・」
ちゅっちゅ・・・と樹里奈の躰中にキスをする
その優しい口付けに樹里奈の眼はゆっくりと閉じた
ピリリ・・・という携帯の音で樹里奈は目覚めた
「・・・呼び出しか?」
「ん・・・」
源の腕から逃れると携帯に出る
「はい」
「今、大丈夫ですか?」
「はい」
「今夜の夜伽ですが・・・」
小窓の方に視線を送ると、すっかりと暗くなっていた
「あ、はい・・何時にお伺いしますか?」
「本日は夜伽はありません。明日は9時に部屋へ来るように」
「わかりました」
「それでは・・・」
プツリ・・・と一方的に携帯は切られた
「今日は夜伽なしか?」
「ん・・・」
源は嬉しそうに樹里奈を抱き寄せる
「物足りないならその分、俺が満たされるまで抱いてやる」
「そ、そんなんじゃ・・・」
「そうか?・・・でも、どっちにしても俺のは入りたくてうずうずしてる」
源の固くなった男が樹里奈の蜜壺にあてがわれる
ぬちゅ、ぬちゃ・・と擦れる度に音をたてる
「あんっ・・・源さんったら・・・」
いつの間にか脱がされたナイトドレスは床に落ちていた
ちゅばっ、ちゅくっと胸に吸い付き、胸を揉む
樹里奈の半開きになった口からは甘い吐息が漏れる
源が樹里奈の躰に手を這わせ、蜜がじわりと溢れだすと、ずっ、ずずっ・・・と源の男根がじわりと挿入される
「くはっ・・・どんどん入ってく・・・」
「んぁっ・・じらさ、ない・・・でぇっ・・・」
樹里奈が源の胸に縋りつく
「はぁっ・・・もっと楽しませてくれ」