第2章 暗黙のルール
源はそう言うと樹里奈を包み込むように毛布と共に抱きしめる
樹里奈も安心したように、源に躰を摺り寄せる
源の体温が樹里奈の躰を温める
樹里奈はすぅ・・と安心したように目を瞑る
樹里奈の胸のふくらみが源の逞しい胸に当たる
源は眠れるどころではなかったが、自分の胸の中で安心しきった顔で寝る樹里奈の頭を優しく撫でて、気を紛らわせる
ゆっくりと樹里奈の尻の膨らみに手を這わせ、撫でる
樹里奈は、ん・・・と身じろぐが、眠ったままだ
はぁぁ、はぁぁ・・・と源の熱い吐息が樹里奈の肩口にふきかかる
我慢すればするほど、源の男は固くなり樹里奈の太腿に押し付けられる
樹里奈の甘い匂いをすぅっと吸い込むと、先ほどの蜜の味が思い出される
舌なめずりすると自分の胸を樹里奈に押し付けた
ピタリ、ピタリ・・・と樹里奈の胸が源の筋肉に吸い付く
「樹里奈っ・・・・」
ぎゅうっと抱きしめると樹里奈が目を覚ます
「わりっ・・・苦しかったか?」
「んん・・・大丈夫」
「腹減ったろ?今、なんか持ってきてやる」
「私、行こうか?」
「や・・・でも・・・」
「だって、源さん・・・元気みたいだから」
くすっと樹里奈が笑いながら、源の男に手を添える
「うっ・・・だって、お前・・・すぐそばにお前がいんのに平常でいられるほど俺は人間できてねぇんだよ」
源が拗ねるように言う
「そんな風に言ってもらえて嬉しい・・・」
「・・・っ、お前っ・・わかってんのか・・?
可愛すぎるんだよっ・・」
源はたまらないと言うように、樹里奈の唇に噛みつくようなキスをする
「んっ・・・はぁっ・・・・」
源の激しい口づけに樹里奈はその胸に縋りつく
「んちゅっ・・・樹里奈っ・・・はぁっ・・・」
源が口付けの角度を変える度、男根がぱしっ、ぱしっと樹里奈の太腿に当たる
「んんっ・・・源さっ・・・・」
「はぁっ・・・甘い・・・樹里奈・・・」