第2章 暗黙のルール
「・・・契約の事・・・迷ってて・・・」
「ああ・・・」
ちゅっちゅっ・・・と樹里奈にキスを落とす
「私・・・」
「・・・俺が契約してくれって言えたらいいのにな」
「源さん?」
「・・・俺にはそんな権利ねぇから・・・
だけど独り言だと思って聞いてくれるか?」
コクンと樹里奈が頷く
「俺はこの狂った屋敷に囚われ続けなければならない運命だ・・・
だからといって不自由してる訳じゃねぇし、むしろ好きな事をさせてもらえて感謝してる
だけど・・・お前に出会って・・・
少しだけ後悔してんだ・・・
ここじゃなければ・・・
ここでお前と出会わなければ・・・俺の人生違ってたかもな・・・ってな
女に興味なんてなかったから、どんな奴がきても俺には関係ないと思っていた・・・
だけど・・・お前が来て・・・関係なくなったんだ・・・」
ちゅっと唇にキスをすると源は微笑む
「俺なんかが望める事ないのはわかってる・・・
だけど・・・俺は・・・
お前が残ってくれることを祈ってる・・・」
「源さ・・・」
「だけどそれは樹里奈にとってつらい決断になるかもしれねぇ・・・
だから俺はお前が幸せになれるような決断をして欲しい・・・
わかったか?」
「うん、わかった」
樹里奈は源の胸に擦り寄る
「・・・ったく、我慢してやってんのに・・・」
源はやわやわと樹里奈の胸を揉む
「んっ・・・ぅ・・・ぁ・・・」
樹里奈はますます源の胸に擦り寄る
「おねだりしてんのか?」
「だって・・・源さん・・・なんか・・・今日・・・」
「お前はこんな男臭い俺に擦り寄って来るなんて・・・ほんといい女だな」
源はたまらないっといった風に樹里奈のTシャツをはぎ取る
「もう、我慢できねぇよ」
源は樹里奈の躰にむしゃぶりつく
「あ・・っ、源さ・・・激しい・・よぉ・・・っ」
樹里奈の手を片手で絡め取り口で愛撫しながら、器用に自分も裸になる