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藤堂家の事情【R18】

第2章 暗黙のルール


ズンズン・・・とリズムを刻んだ律動は樹里奈に適度な快感を与える

「はぁっ・・・どう、だ?樹里奈・・・?」

「あっ・・・気持ち・・いいよ、要っ・・・あんっ・・・」

「すごく・・・幸せだ・・・これっ・・・」

要は噛みしめるように樹里奈の躰を貫いていく

「あぁっ・・・要っ・・・もうっ・・・」

「逝って・・・樹里奈・・・」

「んんっ・・・一緒に・・・っ」

「駄目だっ・・・まだ・・・樹里奈の躰・・・味あわせて・・・っ」

要が縋るように樹里奈の躰を抱きしめる

ますます固くなったもので最奥を貫く

「あぁぁんっ・・・」

樹里奈の中がぎゅぅぅっと締め付ける

「くっ・・・はっ・・・いいぞっ・・・樹里奈っ・・・」

パンパンっと律動を速める

「あっ・・・らめぇっ・・・激しっ・・・よぉっ・・・」

要は自分を押さえるように樹里奈の唇を塞ぐ

「んぁっ・・・またっ・・・」

「はっ・・・はぁっ・・・くっ・・・」

樹里奈を四つん這いにさせるとますます激しく貫く

「ひっ・・・ぁっ・・・」

樹里奈の躰は要に貫かれるがまま激しく揺さぶられる

「くはっ・・・くっ・・・出るっ・・・」

「あぁっぁ・・・・っ」

樹里奈の悲鳴に似た喘ぎ声と共に欲は吐き出された

「はぁっ・・・はっ・・・はぁ・・・」

樹里奈もくたりと横になる

「悪いな・・・どうしても最後、加減できなくて・・・」

「んん・・・んぁっ・・・」

要はちゅっちゅっ・・と樹里奈の躰中にキスを落とす

「契約・・・サインしてないのか・・?」

「・・・・」

要は悲しそうな顔をして樹里奈の頬を撫でる

「要・・・」

「サインしろ・・・じゃないと今から犯すぞ」

「・・・そんなことしないくせに」

「・・・みくびるなよ」

要はちゅっちゅっとまた樹里奈の胸や首、腹に優しくキスをする

「・・・な?」

「ふふ・・・」

要は樹里奈を抱きしめ胸に顔を埋めた


「頼むよ・・・じゃないと俺達・・・耐えられねぇんだ・・・」

ボソリと呟いたその声は樹里奈には届かなかった






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