第7章 理性の切れる5秒前*
そして、カラ松の顔が迫ってくる。
雪「っ___」
カ「……貪ってもいいのか?」
……顔が近い。
雪「顔…ちか…い……///」
カ「……。///」
肉食系のカラ松、
前にトド松にカラ松は肉食系だって聞いたけど、
普段のカラ松とはかけ離れてる……。
裏の顔はこんなに、狼なんだ。
にゃーちゃんの言葉を思い出す。
雪「……おかしいね」
カ「え?」
雪「……カラ松なら怖くない。安心するよ。」
カ「!……。」
こんな豹変する人なんて何人もいたし、
こうやって突然求めてくる人なんて何人もみた。
全部、怖くて、気持ち悪くて、嫌だったけど、
……カラ松はなんだか、怖くないし、寧ろほんわかするよ。
……不思議だね。
カ「ふっ……可愛いことばかり、言うんだな……///」
雪「そうかなぁ?」ニコ
にへら
と、雪は微笑む。それはまるで親に微笑む子供のようで。
カ「……いいのか?」
雪「……うん。怖くない。」
はぁ、とため息をついて、カラ松は
カ「嫌なら殴ってくれ……すまない__貪るぞ」
__そういって傷だらけの体の雪を彼は貪った。
雪「んあ……///」
カ「んむ……」
貪るように、カラ松は雪の口にキスする。
雪「…んっ…///…カラ……松……」
カ「…っふ…甘……」
そういい、カラ松は一度離れる。
__銀の糸がでて、ぷつりと切れた。
カ「……凄く…」
雪「凄く…?何?」
カ「凄く……エロい///」
雪「っ!///」ビク
カラ松の甘く、とろんとした目、でも、
奥では熱く、燃え滾るような何かが見える。
雪「肉食系って…本当だったんだね……」
カ「ん?」
雪「トド松から聞いた、カラ松は肉食系って__んむ!?」
いきなりカラ松は雪の口にかぶりついた。
雪「んむ…んぅ…///__ぷはっ…な、何で…」
カ「…今だけでいい」
雪「へ…」
カ「今だけでいいから……他の男の話をしないでくれ」
雪「っ!!///__んっ…!」
ぬろ……と口の中で舌の感触がする。
受け止めきれなくなった唾が口から零れだす。
雪「っんむ…///んぁっ///…本ッ当別人…!」
カ「んっ…ふっ…っはぁ……!」
獣みたいっ…だ…!
そして散々深いキスをして、
頭がぼーっとしてきたころ、カラ松は離れた。